• 本

失踪日記

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-87257-533-0
4-87257-533-4
税込価格 1,254円
頁数・縦 199P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  •  これはすごい本が出たもんです。著名漫画家の失踪中の生活を描いたものなんです が、イチオシは路上生活編。着の身着のままで持ち物は漫画を書くための道具のみ。大都会の真ん中でのサバイバルが描かれます。読んでいると、けっこう路上生活もいいもんだなぁ〜。と思えてくるから不思議。あちこちでアイテムを拾いつつ、日に日に生活が充実してくる姿は、まるでゲームのキャラクターの成長を地でいってます。暗さを感じさせない内容となっているのも買いで、マンガとしてリッパに成立しており、吾妻さんのマンガを知っている人もそうでない人も、ちゃんと楽しめる素晴らしい作品です。 (のり)

    (2006年2月14日)

商品内容

文学賞情報

2005年 第9回 メディア芸術祭・マンガ部門受賞
2006年 第10回 手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞
2005年 第34回 日本漫画家協会賞・大賞受賞
2006年 第37回 星雲賞受賞

おすすめコメント

突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働、アルコール中毒・強制入院まで。波瀾万丈の日々を綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション!「これはもう総てのアズマニア、だけでなく総ての現代人にとっての福音の書だと思いました。面白くて面白くて、泣く暇も震える暇もありません。[足の丸い四頭身で描かれた現代の新約聖書]て事でどうでしょうか。受難の煉獄とも言える全編を覆う、強烈な生命力が軽妙ですら有ります。」菊地成孔(ミュージシャン)