
ウルトラ・ダラー
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2006年3月 |
ISBNコード |
978-4-10-382303-2
(4-10-382303-8) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 334P 20cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
題名にもなっているウルトラ・ダラーとは、精巧な100ドル紙幣の偽札のこと。英国BBCの記者とエージェントの二つの顔を持つスティーブンの活躍を軸に物語は進んでゆくが、陰の主役は外務省のナンバー2である瀧澤である。彼が北朝鮮に取り込まれてゆく過程を通じて感じたのは、彼の人間的な弱さというよりも、むしろ、瀧澤が自分の複雑な出自を知ったとき決心した使命を、すべてをうち捨ててまで遂行しようとする執念というか怖さであった。本作でもっとも印象に残ったところであり、人間ドラマとしても十分耐えるだけの内容だったと思う。(のり)
(2006年5月18日)
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商品内容
要旨 |
「拉致」衝撃の深層!昭和43年暮れ。東京・荒川に住む若い彫刻職人が、忽然と姿を消した。それから35年以上の月日が流れ、ついに全貌が明らかになる…。ダブリンに超精巧偽百ドル札あらわる!震源は「北」。前NHKワシントン支局長の著者が放つ衝撃のドキュメンタリー・ノベル。 |
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出版社 商品紹介 |
背信者は、霞が関に実在しているのか。前NHKワシントン支局長の著者が、偽ドルと「知られざる拉致」の闇を描ききる。発売前から各紙誌騒然のスパイ巨編。 |