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作家の猫

コロナ・ブックス 124

出版社名 平凡社
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-582-63422-8
4-582-63422-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 134P 22cm
シリーズ名 作家の猫

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 飼い猫の失踪に日々泣き暮らした内田百閨Aどんなに貧乏をしても猫を飼い続けた開高健、そして意外にも書斎机の引き出しにはいつも煮干しが入っていたという三島由紀夫など、一筋縄ではいかないであろう曲者の作家たちを骨抜きにした猫たちのアルバム。でも愛らしいのは猫を前にした作家たちの穏やかな表情。その存在がなければ、数々の名作が世に出ることはなかったかもしれません。猫を通して彼らの素顔と作品の裏側が垣間見え、昔読んだ本もあらためて読み返してみたくなります。ちなみに、猫好きの人ならばジャケ買い必至のこの本のカバーを飾るのは中島らもの愛猫“とらちゃん”です。

    (2014年3月29日)

商品内容

要旨

漱石の「吾輩」から、中島らもの「とらちゃん」まで作家に愛され、描かれた猫たちのアルバム。

目次

夏目漱石と「吾輩」―明治の文豪は日本で初めて知性をもった猫を描いた
南方熊楠とチョボ六―明治の大奇人、猫を相棒に暮らす
コレットとキキ―猫を綴り、猫のように愛され、猫より猫らしく生きた
寺田寅彦と三毛、玉―大の猫嫌いが猫好きに変貌。大発見を次々と…
熊谷守一と盲目の三毛猫―人間に気をつかわない自由気ままな猫を愛した
朝倉文夫と松、竹、梅―“東洋のロダン”は猫がライフワーク
竹久夢二―猫のように愛されたい かなわなかった恋へのレイクエム
谷崎潤一郎とタイ―猫とをんなと文豪の耽美な三角関係
藤田嗣治―画室にモデルがいないと猫を描く
内田百〓(けん)とノラ、クルツ―尻尾曲がりの虎ブチ失踪!泣いて、捜して、十三年〔ほか〕

出版社
商品紹介

漱石、熊楠から谷崎潤一郎、藤田嗣治、幸田文、三島、開高、中島らもまで、猫を愛した作家と作家に愛された猫の永久保存版アルバム。