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ナンシー関の記憶スケッチアカデミー 2

角川文庫 な30−15

出版社名 角川書店
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-04-198615-8
4-04-198615-X
税込価格 528円
頁数・縦 171P 15cm
シリーズ名 ナンシー関の記憶スケッチアカデミー

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 来るわ来るわ眉毛カバの大群

    『記憶スケッチ』━今ではテレビで、タレントさんが記憶に頼って絵を描く企画をよく見ます。こちらで紹介するのは、「通販生活」で連載されていた莫大な数の応募の中から、厳選された作品の数々。ナンシー理事長自ら、確かな選考眼で直接選んだスグレモノばかり。ニワトリの四本足は当たり前だし、ギターはどう見ても虫のようだし、カッパには角が…。そんな見事なスケッチに書く、ナンシー理事長のコメントがまたマッチしているのです。「人魚だ、っつってるのになんで四本足で立つ」「ワニだカバだと言うよりサツマイモ」「こんなサルが近づいて来たら、全力で追い払う。殴る蹴るアリで。」このコメントで絵が一段と面白く見え、笑いも倍増するのです。後半は、ナンシー氏がパソコンと格闘する「赤パソコン青パソコン」を収録。懐かしい姿に、会えました。

    (2007年5月1日)

商品内容

要旨

与えられたお題を記憶のみに頼って描く、それが「記憶スケッチ」。「にわとり」「大仏」「カッパ」など、お題はありふれたもののはずなのに…。2万5千通を超える応幕の中から選ばれた珠玉の「症例」が、人間の記憶のあいまいさを暴き出す!そしてナンシーの“パソコンはじめて物語”、「赤パソコン青パソコン」も同時収録。天才コラムニストの最高傑作第2弾、満を持して登場。

目次

1 記憶スケッチ展覧会(「人魚」
「にわとり」
「パイナップル」
「ギター」
「カバ」
「大仏」
「ラクダ」
「カッパ」
「アントニオ猪木」
「亀」
「サル」)
2 第二回記憶スケッチ学会―幻のお題・天狗を選びつつ

おすすめコメント

あの「記憶スケッチ」が帰ってきた! 与えられたお題を記憶だけを頼りに描く、それが「記憶スケッチ」……珠玉の作品(症例)を収録した人気企画の第二弾が待望の文庫化。今回もナンシー理事長の総評が冴えわたる!

著者紹介

ナンシー関 (ナンシーセキ)  
1962年青森県生まれ。今世紀最強の消しゴム版画家。2002年6月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)