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人生、成り行き 談志一代記

出版社名 新潮社
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-10-306941-6
4-10-306941-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 237P 20cm

商品内容

要旨

「百年に一人」と賞される現代落語界の至宝、立川談志はその挿話と騒動の多彩さもまた国宝級である。戦時中の少年時代から真打昇進をめぐるごたごた、鳴り物入りの政界進出、落語協会脱退と立川流創設の裏話、そして芸談と私生活まで。立川志の輔もゲストに招いた、言い遺しておきたいことのすべて。

目次

第1回 落語少年、柳家小さんに入門する―十四の頃には、落語家になろうと決めてました
第2回 “理不尽な世界”の前座修業―最初から、自分がうまいことに気付いた
第3回 二つ目小ゑん、キャバレーを席捲す―ああいう修羅場を踏んだ落語家はいなかったでしょう
第4回 結婚、そして先を越された真打昇進―志ん朝の真打昇進が決まった時、「辞退しろよ」と迫った
第5回 だから政治家になってみた―タレント議員がブームなら、それに乗らない奴は芸人じゃない
第6回 選挙くせものこわいもの―あたしのことだ、一年もやりゃあ、政界の要領はおぼえました
第7回 この時、芸に“開眼”した―この言葉をここで使ってもいいと思いますが
第8回 落語協会分裂、立川流創設へ―飛び出る不安よりも、こんなところにいる不満のほうが
第9回 談志落語を自己分析すれば―おれが縋れるのは落語しかない
第10回 落語家という人生―お前も、おれみたいに狂わずにはいられなくなる(ゲスト/立川志の輔)

出版社
商品紹介

この時、あたしは〈芸〉に開眼した。「百年に一度の逸材」と言われる落語界の至宝が立川流顧問だけに語った、破天荒な半生と言い遺しておきたいこと。

おすすめコメント

この時、あたしは〈芸〉に開眼した。本人の語りで辿る破天荒極まりない半生。「百年に一人の逸材」と賞される現代落語界の至宝は、挿話と騒動の多彩さもまた国宝級である。戦時中の少年時代から小生意気な前座・二つ目時代、真打昇進のごたごた、鳴り物入りの政界進出、落語協会脱会と立川流創設の裏話、そして芸談と私生活まで。立川流顧問の吉川潮に初めて語り尽した、半生と言い遺しておきたいこと。

著者紹介

立川 談志 (タテカワ ダンシ)  
1936(昭和11)年生まれ。言わずと知れた、現代落語界の至宝。16歳で柳家小さんに入門。前座名は「小よし」。18歳で二つ目に昇進し、「小ゑん」。27歳で真打となり、五代目立川談志を襲名する。1983年、真打制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる
吉川 潮 (ヨシカワ ウシオ)  
1948(昭和23)年生まれ。当代随一の演芸の目利きとして、つとに知られる。著書に『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』(新田次郎文学賞受賞)、『流行歌 西條八十物語』(大衆文学研究賞受賞)など多数。「立川流顧問」をつとめ、門の昇進試験の審査などにかかわり、家元から篤い信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)