できそこないの男たち
光文社新書 371
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2008年10月 |
ISBNコード |
978-4-334-03474-0
(4-334-03474-8) |
税込価格 | 902円 |
頁数・縦 | 285P 18cm |
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書店レビュー
総合おすすめ度:
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- ブックス・ルーエ (東京都武蔵野市)
「『生命の基本仕様』――それは女である。本来、すべての生物はまずメスとして発生する。」――衝撃的なタイトルから、生命科学科教授の視点で展開する「女と男」の「本当の関係」。この興味深い題材を、福岡教授は科学的な論述に詩人のような美しい文体を合わせ、非常に分かりやすく読み手を導いてくれます。科学の知識うんぬんの壁を越え、知的好奇心を満たしてくれる、科学的にも文学的にもおもしろい一冊です。
(2008年11月5日)
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商品内容
要旨 |
「生命の基本仕様」―それは女である。本来、すべての生物はまずメスとして発生する。メスは太くて強い縦糸であり、オスはそのメスの系譜を時々橋渡しし、細い横糸の役割を果たす“使い走り”に過ぎない―。分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」。SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと駆け引きの息吹を伝えながら「女と男」の「本当の関係」に迫る、あざやかな考察。 |
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目次 |
第1章 見えないものを見た男 |
おすすめコメント
地球が誕生したのが46億年前。そこから最初の生命が発生するまでにおよそ10億年が経過した。そして生命が現れてからさらに10億年、この間、生物の性は単一で、すべてがメスだった。(本文より)<生命の基本仕様>――それは女である。本来、すべての生物はまずメスとして発生する。メスは太くて強い縦糸であり、オスは、メスの系譜を時々橋渡しし、細い横糸の役割を果たす使い走り≠ノ過ぎない――。分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」。SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと駆け引きの息吹を伝えながら≪女と男≫の≪本当の関係≫に迫る、あざやかな考察。