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猿之助三代

幻冬舎新書 こ−6−4

出版社名 幻冬舎
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-344-98216-1
4-344-98216-9
税込価格 836円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

要旨

四百年余り続く歌舞伎界には團十郎、菊五郎、歌右衛門など歴史ある名跡がある。その中で、江戸後期に誕生した「猿之助(=澤瀉屋)」は、常に奇抜なアイデアを創造し、伝統・秩序への反骨精神で劇界全体を隆盛させてきた。門閥主義に捕らわれず、根っからの新し物好き、高尚さより観客が喜ぶ芝居を追求してきた彼ら新興一門は、どう生まれ花開いたか―。その存在に長年刮目する著者が、異端の血筋の歴史をたどる。「革新に次ぐ革新」という伝統に光を当てた新しい猿之助伝。

目次

序幕 劇界の孤児
第1幕 遊廊と猿之助
第2幕 二代目猿之助と小山内薫
第3幕 歌舞伎界の風雲児
第4幕 猿翁への道
第5幕 けれんの三代目猿之助
終章 四代目猿之助のゆくえ

著者紹介

小谷野 敦 (コヤノ トン)  
1962年生まれ。本名読み・あつし。比較文学者、作家。東京大学英文学科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。『聖母のいない国』(青土社、河出文庫、サントリー学芸賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)