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作ろう草玩具 身近な草や木の葉でできる

出版社名 築地書館
出版年月 2004年8月
ISBNコード 978-4-8067-1294-7
4-8067-1294-9
税込価格 1,320円
頁数・縦 127P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 自然の中で物を作る楽しさを、子どもたちと!

    カタツムリ・バッタ・ヘビ‥草で作られた可愛いいきものたちが、丁寧な作り方のもと、姿を現します。全国各地で伝承されてきた、草玩具。山梨県の村で見つけた珍しいホタルカゴ、石垣島の指ハブ、西表島やハワイ・オアフ島の熱帯魚などが、その土地の草を使って作られています。もちろん、その土地の草で作ると味わい深いのでしょうが、なくても大丈夫。「基本は稲わらですが、シュロの葉でもよい」など、作りやすい別の材料を勧めてくれます。道端に生えている草。抜いて振り回すだけじゃなく、いろいろ作ってみたくなる。自分でも挑戦したくなる一冊です。

    (2008年7月16日)

商品内容

目次

カタツムリ
バッタ
ヘビ
馬っこ
火の鳥
ネコジャラシの馬
ススキの傘
麦わらの手かご
麦わらのホタルかご
麦わらのガラガラ〔ほか〕

出版社
商品紹介

身近な草や木の葉でできる昔ながらの玩具の作り方を、図を使って丁寧に紹介。カエル、馬など、大人も子どもも作って遊んで楽しめる。

おすすめコメント

身近な草や木の葉でできる、昔ながらの玩具の作り方を、図を使って丁寧に紹介。 カタツムリ、馬、カエルなど、大人も子どもも作って楽しく、遊んで楽しい。 夏休みの自由研究や工作にもぴったり。紙でも作れます。

内容抜粋

本書「はじめに」より

日本には、おもしろい草玩具があちこちにあります。これらは植物と私たちとの長いつきあいのなかで、子どもたち(大人もふくめて)の「遊び心」によって生まれ、伝承されてきたものです。こうした草玩具には、思わず「ほほう・・・・・」と感心させられるようなおもしろさがあちこちにちりばめられ、また「なるほど!」と目を見はらせられる知恵や素材を生かす工夫がうまく取り入れられていて、とても楽しいものです。草玩具の「草」は、草野球や草競馬、あるいは草相撲、草笛・・・・などと同じ意味で「素人の」とか「遊びの」あるいは「本格的でない手軽な」といった意味をふくんでいます。郷土玩具や工業的に作られた玩具のように、全国的に知られていたり売られている玩具は、デザインや作り方、材料などがほとんど固定され決まっています。これに対して草玩具は、ありあわせの草や木の葉などの材料を上手に使って作ってあります。つまり草玩具は、身近な材料で作る手軽な手づくり玩具と考えてよいでしょう。その意味では、草玩具は野の「草花遊び」に近いものかもしれません。

著者紹介

佐藤 邦昭 (サトウ クニアキ)  
1943年、山形県新庄市生まれ。1965年、玉川大学農学部卒業。現在、玉川学園小学部教諭。理科教育にたずさわるかたわら、自然観察の指導や草笛、草花遊びの普及、草玩具の収集などを行っている。日本自然保護協会自然観察指導員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)