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絵本でほどいてゆく不思議 暮らし・子ども・わたし

出版社名 平凡社
出版年月 2007年7月
ISBNコード 978-4-582-83365-2
4-582-83365-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 239P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 著者は児童文学者であり、シュタイナー教育の先駆者としても知られる松井るり子さんです。日常生活に起こる、様々な問題やふと浮かんでくる疑問。家事や育児のかたわら、そういったことについて想いをめぐらすとき、もつれた糸をほどくとっかかりになるのが彼女にとっては絵本だったのでした。「これは絵本で言えば、あの話のああいうことなのかしら・・・。」育児や普段の生活で感じ、考えたことを、絵本の主人公やストーリーと交錯させながら経済学・食物学・住居学・児童学など様々なテーマごとに展開していきます。本書が、単なる絵本の紹介本にとどまっていないのは、彼女の生活の中に、その絵本たちがとても自然に溶け込んでいるから。絵本からもらうたくさんの幸せのヒント、是非とも生活の中に取り入れたいものです。

    (2014年3月14日)

商品内容

要旨

絵本でいつくしむ毎日の暮らし。子どもと向き合い、手を動かし、思いめぐらす暮らしと美しく豊かな絵本を、やわらかに読みといた待望のエッセイ集。

目次

1章 どーにもわからんお金の話―経済学(子どもも出会うお金
いい爺さんはお金持ち ほか)
2章 お針の力、布の守り―被服学(古い布には「おはなし」がある
布の上での協調 ほか)
3章 オルファースのある子ども部屋―児童学(いつくしみに満ちた二つの世界
日の光、四季の光 ほか)
4章 今日も食べて生きた―食物学(おなべを囲むうれしい顔
誘惑の三つのお椀 ほか)
5章 人と栖とまたかくの如し―住居学(行く河の流れは絶えずして
靴下やパンツがひるがえる ほか)

出版社
商品紹介

『七歳までは夢の中』で若い母親たちに絶大な支持を得ている著者の最新作。暮らしを切り口に絵本で読み解くエッセイ集。

著者紹介

松井 るり子 (マツイ ルリコ)  
1957年岐阜市生まれ。児童文化専攻。『うさぎのおうち』(ほるぷ出版)で第52回産経児童出版文化賞受賞。現在、大妻女子大学短期大学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)