詩の玉手箱
| 出版社名 | いそっぷ社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2008年4月 |
| ISBNコード |
978-4-900963-41-2
(4-900963-41-0) |
| 税込価格 | 1,760円 |
| 頁数・縦 | 238P 19cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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「詩って何から読んだらいいかわからない」という人にオススメ!
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おすすめ度
- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
詩って難しい、どれから読んだらいいかわからないと思っている人は結構多いと思うが、そんな人にぴったりの本が出たのでぜひご紹介したい。 この本は、詩人の三木卓さんによって各月ごとに選ばれた、4月から12カ月間の詩のアンソロジーだ。表紙に書かれた「意表をつく51編の名詩」というコピーに惹かれて手にとったのだが、一番最初に載っている中原中也の『春と赤ン坊』という詩に、まさに意表をつかれた。 菜の花畑に赤ん坊を寝かせた情景を詠んだ詩なのだが、柚木沙弥郎さんの味のあるイラストが絶妙な効果を発揮し、詩を読んでかつて味わったことのないほどにイメージがふくらんだ。そして、それを解説した三木さんの文章がまたいい。「なによりも言葉が生きている!と感じられるような詩を集めてみました」とのことで、詩ってこんなに気持ちいいものだったんだと認識を新たにすること請け合いだ。
(2014年3月31日)
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おすすめ度
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商品内容
| 要旨 |
井伏鱒二のとぼけた味の詩、ブレイクの心おどる楽しい詩、谷川俊太郎のセクシュアルな詩、石垣りんの親を慕う切ない詩…シェークスピアから工藤直子まで意表をつくラインナップで揃えられた51編の名詩。春4月から冬3月まで季節をかみしめるように詩人が用意した言葉の世界に遊んでみませんか。 |
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| 目次 |
春と赤ン坊(中原中也) |


