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働かないアリに意義がある

メディアファクトリー新書 015

出版社名 メディアファクトリー
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-8401-3661-7
4-8401-3661-0
税込価格 814円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

7割は休んでいて、1割は一生働かない。巣から追い出されるハチ、敵前逃亡する兵隊アリなど「ダメな虫」がもたらす意外な効果。身につまされる最新生物学。

目次

序章 ヒトの社会、ムシの社会
第1章 7割のアリは休んでる
第2章 働かないアリはなぜ存在するのか?
第3章 なんで他人のために働くの?
第4章 自分がよければ
第5章 「群れ」か「個」か、それが問題だ
終章 その進化はなんのため?

おすすめコメント

働き者で知られるアリ。しかし彼らの7割は実は働いておらず、1割は一生働かない。この割合が巣を守るのだ。社会性昆虫の最新知見から学び取りたい、集団と個の快適な関係。 【ポイント】 ●アリ、ハチなどの生態研究を通じて動物行動学の現在が楽しみながらわかる。 ●巣から追い出されサボるハチ、敵前逃亡する兵隊アリ、迷子のアリがあげる意外な成果など、ダメなやつらの存在価値がわかる ●「包括適応度」「血縁選択説」など、進化生物学の最新知見が理解できる。 ●生物にとって「労働」とは何か?「生殖」とは何か?見つめ直せる。

著者紹介

長谷川 英祐 (ハセガワ エイスケ)  
進化生物学者。1961年東京生まれ。北海道大学大学院准教授。農学研究院環境資源学部門/生物生態・体系学分野/動物生態学研究室所属。観察、理論解析とDNA解析を駆使して、主に真社会性生物の進化生物学研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)