• 本

昭和後期の家族問題 1945〜88年、混乱・新生・動揺のなかで

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-623-06289-8
4-623-06289-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 356,6P 20cm

商品内容

要旨

本書は、市井の人の言葉や文章を細やかに拾いながら、当時の人びとの暮らしぶりや悩みの背景を再現させた『大正期の家族問題』『昭和前期の家族問題』に続く待望の完結編である。戦後の大混乱と社会改革を越えて、空前の経済成長に湧く一方、不遇な子どもたちや夫婦間の軋轢など、現代につながる昭和の家族の変貌を描く。

目次

第1部 終戦直後の混乱と改革―一九四五〜五〇年(混乱と窮乏のなかで
夫婦は同権、親子は平等
家族関係の現実)
第2部 生活向上と新生のとき―一九五一〜六五年(戦後からの脱出
昭和三〇年代の明るさとうしろ側
近代家族は生まれたか)
第3部 経済成長下の家族の動揺―一九六六〜八八年(揺らぐ伝統的な結婚観
不遇な子をどう救うか
国際婦人の一一年と家族
家族を揺さぶる波風
戦後正和で家族はどう変わったか
家族不安感の克服に向けて)

著者紹介

湯沢 雍彦 (ユザワ ヤスヒコ)  
1930年東京都生まれ。東京都立大学人文学部社会学専攻・同法学専攻卒業。東京家庭裁判所調査官、お茶の水女子大学教授、郡山女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を経て、お茶の水女子大学名誉教授、養子と里親を考える会理事、地域社会研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)