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いま、「憲法改正」をどう考えるか 「戦後日本」を「保守」することの意味

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年5月
ISBNコード 978-4-00-022200-6
4-00-022200-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 177P 19cm

商品内容

要旨

安倍首相が意欲を示す「憲法改正」。その憲法観・歴史観にはどのような特徴があるのか。明治以来の憲法論議や戦前の立憲政治の経験、戦後憲法史をふり返りながら、日本社会がこれまで憲法をめぐる問題にどのように向き合ってきたのかを考える。その上で、自民党「改正草案」の持つ意味を読み解く。現在の改憲論はこの社会をどのような方向へ連れてゆこうとしているのか。

目次

1 “憲政”としての戦前と“憲法”としての戦後(戦前―“立憲主義”は指導層の共通認識だった
戦後―“個人”の解放が憲法理念となる)
2 戦後憲法史をどう見定めるか(「憲法形骸化」論が見落してきたもの
改憲論の現在―その中での二〇一二年自民党「改正草案」)
3 日本の憲法体験が持つ意味(いま改憲を「決めさせない」こと―「決める政治」に流されないで
世界から受けとったものと世界に向けて返すもの―“普遍”を求めることと“伝統”への愛着と)

出版社
商品紹介

安倍首相が意欲を示す、昨今の改憲論の特徴は何か。その憲法観、歴史観にまでさかのぼって検討を加える。

著者紹介

樋口 陽一 (ヒグチ ヨウイチ)  
1934年仙台生まれ。憲法専攻。1957年東北大学法学部卒業。東北大学法学部、パリ第2大学、東京大学法学部、上智大学法学部、早稲田大学法学部などで教授・客員教授を歴任。日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)