• 本

放射能汚染と学校給食

岩波ブックレット No.875

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-00-270875-1
4-00-270875-6
税込価格 660円
頁数・縦 79P 21cm

商品内容

要旨

東京電力福島第一原子力発電所の事故が引き起こした深刻な放射能汚染。食の安全性への不安が高まるなか、子どもたちが毎日食べる学校給食に対する保護者らの心配も強まっている。学校給食の安全を守るため、自治体や調理現場で広がる放射能測定の取り組みなど、学校給食をめぐる現状を紹介。放射能の基礎知識も解説しながら、長期的な課題や具体的な対策を考える。

目次

第1章 学校給食は、いま(学校給食のしくみ
原発事故以前の状況と課題
原発事故と学校給食
保護者たちの不安をどう見るか)
第2章 放射能汚染と食品(食品と被曝
問題となる放射性物質
食品の放射能測定の意義)
第3章 学校給食と放射能対策(各地ではじまる放射線測定
測定方法と公表、自主基準
検出時の対応例)
第4章 学校給食の現場から(被災と汚染を超えて―福島県栄養教職員
地場産学校給食と放射能汚染―長野県栄養教諭 ほか)
第5章 安全も安心も、学校給食から(「教育」としての学校給食
学校給食への提案
学校給食の可能性)

著者紹介

牧下 圭貴 (マキシタ ケイキ)  
1965年熊本県生まれ。広島大学総合科学部卒。有機農産物宅配組織勤務を経て、NGO「農と食の環境フォーラム」代表。東京農業大学農山村支援センター学術研究員。学校給食ニュース編集責任者。提携米研究会事務局長。生産者と消費者をつなぐ測定ネットワーク事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)