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原発と大津波 警告を葬った人々

岩波新書 新赤版 1515

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年11月
ISBNコード 978-4-00-431515-5
4-00-431515-8
税込価格 880円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

けっして「想定外」などではなかった…。科学の粋を集めたはずの原子力産業で、地震学の最新の科学的知見は、なぜ活かされなかったのか。その後のプレートテクトニクス理論導入期において、どのような議論で「補強せず」の方針が採られたのか、綿密な調査によって詳細に明らかにする。

目次

序章 手さぐりの建設
第1章 利益相反―土木学会の退廃
第2章 連携失敗―地震本部と中央防災会議
第3章 不作為―東電動かず
第4章 保安院―規制権限を行使せず
第5章 能力の限界・見逃し・倫理欠如―不作為の脇役たち
終章 責任の在処

著者紹介

添田 孝史 (ソエダ タカシ)  
1964年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。サイエンスライター。1990年朝日新聞社入社。大津支局、学研都市支局を経て、大阪本社科学部、東京本社科学部などで科学・医療分野を担当。97年から原発と地震についての取材を続ける。2011年に退社、以降フリーランス。東電福島原発事故の国会事故調査委員会で協力調査員として津波分野の調査を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)