何者
新潮文庫 あ−78−1
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2015年7月 |
ISBNコード |
978-4-10-126931-3
(4-10-126931-9) |
税込価格 | 737円 |
頁数・縦 | 346P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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鮮やかに時代を切り取る手際に脱帽 爽やかでえぐい青春小説
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おすすめ度
- うつのみや上林店 (石川県野々市市)
就職活動を行う今現在の大学生の日常的なやり取りをとても上手く切り取っています。
就活を行うかどうか、どうすれば内定をもらえるのか。学生時代の終わりを控えて不安定な気持ちの合間にそれぞれの(これまた今どきの若者っぽい)恋愛模様を交えながら、カッコをつけたり、見栄を張ったり、あざ笑ったり、探ったり。誰もが一度は経験するような痛々しさを作品世界を越えて指摘されたようで、読書中思わず赤面することも。
えぐいようであり、それでいて爽やかな、不思議な読後感がありました。(2015年8月31日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから―。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて…。直木賞受賞作。 |
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おすすめコメント
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。