• 本

チベット高原の不思議な自然

出版社名 築地書館
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-8067-1518-4
4-8067-1518-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 234P 19cm

商品内容

要旨

澄んだ湖水、強い紫外線、標高5000メートルの高山湖に生物が多いのはなぜか、時間とともに水位と水質が著しく変化する氷河河川、息を吹きかけるとわずかな温度変化を感じて花を開く植物、氷河地形ごとの多様な植生―10年間5回の調査で初めて明らかになった、7000メートルを超えるヒマラヤ山脈の北に位置するチベット高原の湖・川・植物の謎と魅力を紹介。

目次

第1章 高山湖を探る―チベットの湖(チベットの湖
プマユム湖(普莫雍錯)への旅
プマユム湖の水収支 ほか)
第2章 氷河が涵養する川―チベットの川(川と湖
チベットの川
氷河を水源にもつ川の一日 ほか)
第3章 チベットの植物(高山帯で生き抜くための特異な形態―チベット南部
移動する植物―ヒマラヤの青いケシ
四つの高山植生―チベット南部 ほか)

著者紹介

村上 哲生 (ムラカミ テツオ)  
1950年熊本県生まれ。熊本大学理学部生物学科卒業、博士(理学)。名古屋市水道局、名古屋市環境科学研究所、名古屋女子大学を経て、中部大学応用生物学部環境生物科学科教授。専門は陸水学(川や湖に関する科学)。高山の陸水学とともに、ダムや河口堰などの構築物が河川環境に及ぼす影響にも興味をもっている。また学童を対象とした水辺での環境教育の仕事も近年多くなった
南 基泰 (ミナミ モトヤス)  
1964年福井県生まれ。近畿大学大学院博士後期課程農学専攻満期退学、博士(農学)。厚生労働省国立医薬品食品衛生研究所筑波薬用植物栽培試験場流動研究員、農林水産省野菜茶業試験場重点支援研究員を経て、中部大学応用生物学部環境生物科学科教授。専門は分子生態学。薬用植物を中心とした高山帯や寒冷地に生育する植物の分子系統地理学を研究している。最近では、植物だけでなく、動物、昆虫についても研究対象としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)