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日本史は「嫉妬」でほぼ説明がつく

出版社名 方丈社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-908925-07-8
4-908925-07-0
税込価格 1,650円
頁数・縦 250P 19cm

商品内容

要旨

秀吉は、信長の嫉妬をうまくかわしたから天下をとれた―。男の嫉妬は、歴史を大きく動かしてきた。そんな、人間の素朴な感情を通して、日本史を眺めてみる。これまで霞んでいた、壮絶な歴史が、姿をあらわしてきた。

目次

第1章 嫉妬が歴史を変える時(羨望と嫉妬の“本能寺の変”
並び立つことの不幸と友情について ほか)
第2章 歴史を動かした嫉妬のメカニズム(「大化改新」(乙巳の変)も根底は嫉妬
「妄想的な嫉妬」と「大化改新」の動機 ほか)
第3章 上司が部下を殺す時(太田道潅の生きた“関東”
飛び抜けてできる子は嫉妬されない? ほか)
第4章 男の敵は男(冴えに冴えた黒田官兵衛の策謀
千慮の一失が生命取り ほか)
第5章 歴史は嫉妬の攻防戦(“愛嬌”と欠点を使う
“清貧の人”土光敏夫 ほか)

おすすめコメント

日本史は、じつは嫉妬が動かしていた。日本史の世界では、「嫉妬」が歴史を動かした事例は、あまた存在する。嫉妬が原因となる事件・政争・紛争をとりあげ、その原因と結果を追うことで、感情が歴史に与える影響の大きさ、根深さを考える歴史エッセイ。

著者紹介

加来 耕三 (カク コウゾウ)  
1958年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業後、同大学研究員を経て、現在は大学、企業の講師をつとめながら、歴史家・作家として独自の史観に基づく著者活動をおこなっている。『歴史研究』編集委員、内外情勢調査会講師、中小企業大学校講師、政経懇話会講師。著書、監修書は多数あり、『家康はなぜ、秀忠を後継者にしたのか』(ぎょうせい・政刊懇談会「第14回ほんづくり大賞」大賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)