• 本

目白雑録 日々のあれこれ 3

中公文庫 か15−9

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-12-207629-7
4-12-207629-3
税込価格 1,485円
頁数・縦 395P 16cm
シリーズ名 目白雑録

商品内容

要旨

網膜剥離の手術後、視力の低下で小説執筆にも支障が出る日々。だが、周囲は新型インフルエンザの流行とマスク不足、サッカーW杯と日本チームへの過剰な熱狂で喧しい…。あの時の、あの空気を的確にとらえ、大きいことだけでなく、ささやかだけれど見逃せない事象まで、鋭く批評する名エッセイ、初文庫化を含む完結編。

目次

繰り言(老いの)日記
備忘日記1
備忘日記2
備忘日記3
備忘日記、あるいはクタクタ日記
カルティエかシチズンか、あるいは、トカゲは腕時計を首にはめるか
「秘宝」を見に街へ、
夏の思い出1
もう、すでに冬のはじまり
師走日記
時のなかの言葉1
時のなかの言葉2
嘘つきと忘れっぽい天使たち1
嘘つきと忘れっぽい天使たち2
時間と時代にずれる、あるいは古びる1
時間と時代にずれる、あるいは古びる2
楽しい仕事
その他、いろいろ
おやじたち、娘たち、
娘たち、母たち、〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

網膜剥離の手術後、目の疲れで、読書や原稿執筆に支障が出る毎日。入院生活のせいで早起きになり、テレビを観れば、繊細な言語感覚がおびやかされる。初文庫化も含む完結編。〈解説〉小山田浩子

著者紹介

金井 美恵子 (カナイ ミエコ)  
1947年、群馬県高崎市生まれ。67年、「愛の生活」でデビュー、現代詩手帖賞受賞。79年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、88年、『タマや』で女流文学賞、2018年、『カストロの尻』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)