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猫町 散文詩風な小説

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出版社名 ベストセラーズ
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-584-18966-5
4-584-18966-8
税込価格 1,572円
頁数・縦 93P 22cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 学生時代、教科書などで誰もが一度は目にしたことがあるであろう詩人・萩原朔太郎の短篇小説の名作が、心象写真を多数加え、新たな形で蘇りました。現実世界での旅に飽き、空想世界を旅する日々を送る「私」。いつもの道を散歩していたはずが、気が付くと、猫だらけの世界へと迷い込んでいた。これは現実なのか空想なのか・・・。幻想的で、どこかノスタルジックな雰囲気の漂う世界を著す詩人の文章は美しく、70年という時を超えて、今なお新鮮で魅了されます。愛らしいはずの猫の写真も、本文と合わせてみるとなんだか不気味に見えてくるから不思議です。

    (2014年3月29日)

商品内容

要旨

これは人間の住む世界でなくて、猫ばかり住んでいる町ではないのか。日本文学史上最高の名作ファンタジーが心象写真付きで蘇る。

出版社
商品紹介

主人公が迷い込んだ町は、なんと住民がすべて猫の町だった…。日本近代詩の父、萩原朔太郎の知られざる幻想小説がここに復活。

著者紹介

萩原 朔太郎 (ハギワラ サクタロウ)  
1886(明治19)年11月1日‐1942(昭和17)年5月11日。大正・昭和に活躍した詩人。北原白秋に認められ、室生犀星と交流を深め、1917(大正6)年刊行の処女詩集『月に吠える』によって全国に名を知られるようになった。続いて1923年『青猫』『蝶を夢む』、1925年『純情小曲集』を刊行。これらの作品は、口語体によって書かれ、高村光太郎と共に口語自由詩の確立者とされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)