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タイに渡った鑑識捜査官 妻がくれた第二の人生

出版社名 並木書房
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-89063-279-4
4-89063-279-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 303P 19cm

商品内容

要旨

警視庁きっての鑑識のプロが、タイの事件現場で見たのは、日本の緻密な科学捜査とはほど遠い現実だった。事件現場にはヤジ馬が入り込み、捜査官は手袋すら着用していない―自ら捜査の第一線に立ち、実地で教えた多くの鑑識技術は徐々にタイ警察に浸透し、検挙率は飛躍的にアップ。2004年のインド洋大津波では10名の部下を率いて最初に被災地に入り、3カ月間にわたって遺体の身元確認に従事した。タイの犯罪捜査に技術革命をもたらした警察OB感動の記録。

目次

序 消えた「微笑み」
第1部 鑑識技術に国境はない(タイ赴任初日の大失態
謎の言葉「マイペンライ」
日本人の腎臓を狙った怪事件? ほか)
第2部 眠らない街バンコク(チャイナタウンの殺人事件
運河に漂流する肉片
蜂に襲われた警官 ほか)
第3部 悪夢のインド洋大津波(被災地への出動命令
「これから何をすればよいのか?」
津波発生三日目、指紋採取を開始 ほか)

著者紹介

戸島 国雄 (トジマ クニオ)  
1941年1月1日生まれ。1960年自衛隊に入隊。1965年警視庁巡査。1970年警視庁刑事部鑑識課現場写真係。警視総監賞部長賞等107回受賞。1995年JICA(国際協力機構)の専門官として、タイ内務省警察局科学捜査部に派遣され、犯罪捜査および現場鑑識の指導にあたる。1998年帰国。警視庁似顔絵捜査官が設立され、犯人手配用の似顔絵専門捜査官001号の任命証を警視総監より受理。2001年警視庁を定年退職。2002年3月JICAのシニアボランティアとしてふたたびタイに渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)