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〈共感〉の現場検証 児童文学の読みを読む

児童文学批評の新地平 2

出版社名 くろしお出版
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-87424-537-8
4-87424-537-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 284P 20cm

商品内容

要旨

「心地よさ」に抵抗し「感動」の正体を探る。

目次

1 九〇年代からゼロ年代へ(いわゆる「ボーダーレス」作品の言葉をとらえる試み―“ばなな的香織のことば”を中心に
戦後五〇年・児童文学の対“子ども”意識メモ
“共感”の現場検証―『夏の庭』『宇宙のみなしご』『西の魔女が死んだ』に感動したあなたへ ほか)
2 意識的に読む(「児童文学」の「意識」としての児童文学批評が児童文学を鍛えるということについて
総天然色の人生とセピア色の悲しみ―“生きる”の書き手、日比茂樹
外へ「放す」こと―あるいは「語り」への信頼 ほか)
3 「世界」と児童文学の間で考える(児童文学は「わたし」と世界をつなげるか―「加藤典洋」を児童文学論として読む
『わたしたちのアジア・太平洋戦争』体験から児童文学を考える
『あのころはフリードリヒがいた』『弟の戦争』合評研究会後記 ほか)

著者紹介

西山 利佳 (ニシヤマ リカ)  
『日本児童文学』編集長、「子どもの本・九条の会」運営委員。1961年宮崎県高千穂町生まれ。86年、東京学芸大学大学院修士課程修了。関英雄記念評論・研究論文(日本児童文学者協会)入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)