• 本

限界集落株式会社

出版社名 小学館
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-09-386315-5
4-09-386315-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 381P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 気になる一冊!

    ぱっと見ビジネス本と間違えそうですが、ラブあり、トラブルありの地域活性エンタテイメントです!

    ただ知らないだけで、本当はどこかに止村が存在するんじゃ!と期待してしまうほど、人間模様や社会不安がうまく描かれています。

    きれい事で決して固めず現実的なストーリー展開と結末に、時には鬱々、時には希望が持て、私も止村の住人になれた気がしました。
    続きがあればまた読みたい。
    いや、続編を待望します!!

    (2013年4月13日)

  • 限界集落が限界突破して勃興していく様子が痛快

    「おやき」という単語が文章中に登場するので舞台は信州なのでしょうか?
    日本の中山間地帯をなめるなよ。限界集落がまさしく限界突破して勃興していく
    様が痛快です。自分も手伝いで田んぼや畑をするのでJA等のことは
    若干勉強していますが、この本を通じて追加で色々と学ぶことができました。
    農業振興が空振りしている方々にも是非お薦めしたいです。

    (2012年4月24日)

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商品内容

要旨

集落の消滅を憂う老人たち、零細農家の父親と娘、田舎に逃げてきた若者、かつての負け組たちが立ち上がる!地域活性エンタテインメント。

出版社
商品紹介

三十年ぶりに訪れた祖父の村は、過疎・高齢化がすすんだ瀕死の村だった。かつての負け組たちが、若き起業家と立ち上がる逆転満塁ホームランの起業エンタテインメント。

出版社・メーカーコメント

「限界集落」、「市町村合併」、「食糧危機」、「ワーキングプア」、「格差社会」などなど日本に山積する様々な問題を一掃する、前代未聞! 逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント!! 起業のためにIT企業を辞めた多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになる。現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが……。 ルールは変わった! 老人、フリーター、ホステスに犯罪者? かつての負け組たちが立ち上がる!!ベストセラー『万寿子さんの庭』の黒野伸一が、真正面からエンタテインメントに挑んだ最高傑作! 新しい公共がここにある。

著者紹介

黒野 伸一 (クロノ シンイチ)  
1959年神奈川県生まれ。『坂本ミキ、14歳。』(文庫化にあたり『ア・ハッピーファミリー』を改題)で第一回きらら文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)