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余剰の政治経済学

香川大学経済研究叢書 23

出版社名 日本経済評論社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-8188-2227-6
4-8188-2227-2
税込価格 3,960円
頁数・縦 209,17P 22cm

商品内容

要旨

旧来の市場像を根底から批判し、「余剰」という視角から市場を捉え直す試み。資本主義の歴史性を「理論」的に解き明かそうとする意欲作。

目次

第1章 市場像の源流―思想史的考察(奢侈に牽引される市場―ロックとヒューム
奢侈から必要へ―スミス
単純流通としての市場―マルクス
宇野弘蔵の冒頭商品論)
第2章 商品論の再構成(富としての余剰
商品交換と社会的再生産
“間”という外部と商人
社会的再生産と余剰)
第3章 貨幣機能の二重構造(価値形態論と価値尺度論
価値尺度論と流通手段論
貨幣と信頼)
第4章 蓄蔵貨幣の形成と資本の運動(市場と貨幣
蓄蔵貨幣概念から貨幣の資産性へ
資産性の展開)
第5章 労働力商品化の多型性(労働力商品論の構成
労働力の価値規定
労働過程
資本主義のもとべの労働過程・労働市場・“再生産”過程)

著者紹介

沖 公祐 (オキ コウスケ)  
香川大学経済学部准教授。1971年広島県生まれ。東北大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。東京大学大学院経済学研究科助手、香川大学経済学部講師を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)