近世庚申塔の考古学
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
---|---|
出版年月 | 2013年4月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2041-8
(4-7664-2041-1) |
税込価格 | 8,140円 |
頁数・縦 | 243P 27cm |
商品内容
要旨 |
中世末から民衆の世界に広まり、近世以降、社会に深く浸透した庚申信仰。信仰の様相と、それを育んだ社会の実態の痕跡を現代に伝えているのが、全国各地に数多く建立された庚申塔である。本書は、碑面に青面金剛、地蔵菩薩、三猿などが彫られ、さまざまな大きさ、形状のものがあるそれらの考古学的分析を行う。戦前戦後を通して、庚申塔は好事家たちによる調査・蒐集の対象となり、歴史学、民俗学などの見地からも研究が積み重ねられてきた。本書は、考古学を基盤にそれらを有機的に統合するとともに、新たな調査、分析を重ね、近世日本人の心性、信仰、紐帯から都市・農村の空間と交通の実態にまで迫る、新しい試みの成果である。 |
---|---|
目次 |
序章 近世庚申塔研究の目的 |