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不動産大異変 「在宅時代」の住まいと生き方

ポプラ新書 209

出版社名 ポプラ社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-591-17007-6
4-591-17007-1
税込価格 979円
頁数・縦 253P 18cm

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要旨

ポストコロナの「新しい生活様式」は、衣・食・住のうち「住」に大きく関わる。たとえばウイルスまん延を防ぐための「在宅勤務」が定着し、必ずしも通勤に便利だが狭い住居で暮らさなくてもよくなった。収入減や失職による家賃滞納も増えている。これらの事象により不動産業界はどう変わるのだろうか。本書では、コロナ禍に伴うテレワークの一般化や、経済の停滞による減収・失業などが、私たちの「住まい」のあり方にどのような影響を与えたかを検証し、今後の「住」との向き合い方を考察。「在宅」が増えたことにより、ご近所トラブルが発生しがちになったり、賃貸の成約件数が減る一方で、郊外の「安くて広い家」を購入しようとする人が多くなったりしている。また、新規の賃貸契約者が少なくなり、家賃滞納が増えたことで、家賃保証会社が廃業するケースも出てきている。著者は司法書士で、OAG司法書士法人代表、株式会社OAGライフサポート代表取締役。登記以外に家主側の訴訟代理人として、延べ2,500件以上の家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きを受託してきた賃貸トラブル解決のパイオニア的存在である。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年5月25日]

商品内容

要旨

新しい生活様式の不動産で、成功と失敗の違いとは?2500件以上の不動産トラブルに立ち会った司法書士が現場で実感した、コロナ後に変えるべきこと、変えてはいけないこと。「住まい」という新しい生き方を提案する。

目次

第1章 不機嫌な隣人たち―身近なご近所トラブル
第2章 深刻さが増す在宅時代のトラブル
第3章 コロナ禍で事故物件はどうなる?―対談1 昆佑賢(アウトレット不動産株式会社代表)
第4章 コロナ時代の「家」とは
第5章 不動産ドミノ倒しはあるのか
第6章 コロナで変わる任意売却の実態―対談2 高橋愛子(NPO法人「住宅ローン問題支援ネット」代表理事)
終章 コロナ禍から見えた住宅事情

出版社・メーカーコメント

著者は、20年にわたり2500件以上の不動産トラブルを扱ってきた異色の司法書士。業界紙・業界誌などでの連載や「家賃滞納という貧困」「老後に住める家がない!」などの著作を通じて(ともにポプラ新書)、業界では知らない人がいない存在です。すっかり定着した感がある「在宅勤務」によって、今後、不動産はどう変わるのか。本書は、誰もにとって身近な不動産トラブルから、リモート勤務で増加する地方への転居の実情と問題点、日本人はこれから「住居」というものとどう向き合えばいいのか……賃貸の人も分譲の人も必読の内容になっています。

著者紹介

太田垣 章子 (オオタガキ アヤコ)  
OAG司法書士事務所法人代表、司法書士。株式会社OAGライフサポート代表取締役。30歳で、専業主婦から乳飲み子を抱えて離婚。シングルマザーとして6年にわたる極貧生活を経て、働きながら司法書士試験に合格。登記以外に家主側の訴訟代理人として、延べ2500件以上の家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きを受託してきた賃貸トラブル解決のパイオニア的存在。年間60回以上、計700回以上にわたって、家主および不動産管理会社向けに「賃貸トラブル対策」に関する講演も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)