• 本

質量の起源 物質はいかにして質量を獲得したか

ブルーバックス B−1004

出版社名 講談社
出版年月 1994年2月
ISBNコード 978-4-06-257004-6
4-06-257004-1
税込価格 1,078円
頁数・縦 274,7P 18cm

商品内容

要旨

「時間」や「空間」とともに「質量」は物理学の基本概念である。物理学が対象とする物質が存在すればそこに質量もあると考えるのが当然だ。ところが、宇宙誕生の初期、すなわち物質生成のはじめには質量はなくて、物質の進化とともに質量を獲得したいというのが現代物理学の結論だという。いったい質量がない物質とは何か、それがいかにして質量をもつようになったのか。現代素粒子物理学が明らかにした宇宙と物質のダイナミックな進化の姿を紹介しよう。

目次

1章 現代における万里の長城
2章 質量とは何か
3章 質量はどこにある
4章 転化する質量
5章 質量と力
6章 質量の誕生
7章 宇宙と質量
終章 質量の周辺

出版社・メーカーコメント

現存する物質の質量はいかにして生まれたか質量とは、あるのが当然の物理量であり基礎概念である。だが宇宙の初期・物質の質量は零であった。その生成の謎を探る現代素粒子物理学の総決算というべき物語。