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集合住宅物語

出版社名 みすず書房
出版年月 2004年3月
ISBNコード 978-4-622-07086-3
4-622-07086-3
税込価格 5,060円
頁数・縦 348P 22cm

商品内容

要旨

住まわれた歳月から、「建築」が見えてくる。同潤会アパートから代官山ヒルサイドテラスまで、首都圏の代表的な集合住宅を集大成。東京地誌、生活史としての建築遺産の記録。

目次

序章 都心のモードを窓ごしに―同潤会青山アパート
戦前篇(旧東京市営古石場住宅
清澄 旧東京市営店舗向住宅
同潤会清砂通アパート ほか)
戦後篇(都営戸山アパート
都市公団 集合住宅歴史館
阿佐ヶ谷テラスハウス ほか)
終章 二〇〇四年、初春

出版社
商品紹介

同潤会から代官山ヒルサイドテラスまで、戦前戦後を通じてエポックとなった首都圏の集合住宅を集大成。東京の地誌、生活史ともなる書。

おすすめコメント

伝説の雑誌「都市住宅」創刊以来、幾世代もの建築家を啓発しつづけてきた植田実が、4年余の歳月をかけ首都圏の主だった集合住宅を訪ね歩いた。戦前に竣工のものでは同潤会(青山・清砂通・鶯谷・大塚女子)アパート、東京市営古石場住宅、銀座アパート、徳田ビル、スペイン村、西郊ロッヂング、東京女子大学東寮、ライジングサン石油社宅、戦後は都営戸山アパート、高島平団地、中銀カプセルタワービル、桜台コートビレジ、代官山ヒルサイドテラスほか全39件。 住まい手の声、住まわれた歳月を通して浮かびあがってくるのは、「集住」のさまざまなありよう、そして20世紀東京の地誌・生活史であり、さらには時間のなかで呼吸する「建築」そのものである。取材後に消え去った建物も少なくないが、写真家・鬼海弘雄によってビジュアルに記録された建築ポートレートは貴重な「東京遺産」といえる。カラー写真165点、図版総点数226点。

著者紹介

植田 実 (ウエダ マコト)  
1935年、東京に生まれる。早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業。「建築」編集スタッフ、「都市住宅」(1968創刊)編集長などを経て、現在、住まいの図書館出版局編集長。建築評論家。2003年度日本建築学会文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)