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脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

角川SSC新書 122

出版社名 角川マーケティング
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-04-731545-7
4-04-731545-1
税込価格 880円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

脳科学というと、すぐに思い出すのが右脳と左脳の役割や海馬と記憶の話など。脳の機能を細分化した本はあまたありますが、脳本来の機能、全体像、歴史などを網羅した本は見当たりません。MRIの開発者で脳の機能を立体的に捉えられる著者による、脳の可能性とすべての人々が幸福に感じられる脳の役割を歴史的事実から紐解く本です。また、精神分析で有名なフロイトは悩の神経科学を研究したからこそ、意識や無意識の概念があったことなど、歴史の中に埋もれている脳に関するエピソードもちりばめ、読み物としての面白さも追求しました。

目次

序章 フロイトと神経科学
第1章 脳と電気
第2章 脳地図から始まった本格的な研究
第3章 この20年での脳科学の進歩
第4章 MRIと脳の可視化
第5章 進化と脳
第6章 言語で人間は未来が考えられる
第7章 脳と幸せ

著者紹介

小泉 英明 (コイズミ ヒデアキ)  
1971年東京大学教養学部基礎科学科卒、日立製作所入社。基礎研究所所長研究開発本部技師長などを経て、2004年からフェロー。理学博士。専門は分析科学、脳科学、環境科学。生体や環境中に含まれる微量金属を高精度で分析できる「偏光ゼーマン原子吸光法」の原理を創出したほか、国産初の超電導MRI(磁気共鳴描画)装置、MRA(磁気共鳴血管描画)法、fMRI(機能的磁気共鳴描画)装置、近赤外光トポグラフィ法など、脳科学の急速な発展を可能にする技術開発や製品化に多くの業績を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)