• 本

海と月の迷路

出版社名 毎日新聞社
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-620-10796-7
4-620-10796-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 561P 20cm

商品内容

文学賞情報

2014年 第48回 吉川英治文学賞受賞

要旨

海に浮かぶ「密室」殺人者はここにいる。昭和34年。満月の夜に不審な死を遂げた少女。若き警察官が追うものは殺人鬼の“幻影”か。わずかな土地に五千人がひしめく炭坑の島。少女の事故死を疑う若き警察官・荒巻の“許されざる捜査”は、しきたりや掟に支配された島に波紋を広げていく。警察の正義は守られるのか。次の満月―殺人者はふたたび動き出すのか。

出版社・メーカーコメント

満月の夜に事件は起こる昭和34年。海に閉ざされた炭坑の島で不審な死を遂げた少女。真相を追う若き警察官・荒巻の前に、隠されてきた島の禁忌がたちはだかる。あばかれてゆく人々の過去、ふたたび動き出す殺人者、空前のスケールの「密室」で、前代 未聞の捜査がはじまった! 次の満月、荒巻は事件を止めることができるのか? 警察官の正義を、荒巻は守れるのか?戦後復興期の軍艦島を舞台にくりひろげられる圧巻のエンターテインメント大作!

著者紹介

大沢 在昌 (オオサワ アリマサ)  
1956年、名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第一回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年『無間人形 新宿鮫4』で第110回直木賞。2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』で日本冒険小説大賞、04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田練三郎賞、10年、日本ミステリー大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)