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マルクス遺稿物語

岩波新書 新赤版 100

出版社名 岩波書店
出版年月 1989年12月
ISBNコード 978-4-00-430100-4
4-00-430100-9
税込価格 556円
頁数・縦 210P 18cm

商品内容

要旨

マルクスの死後に遺された「資本論」第2,3巻の膨大な草稿―盟友エンゲルスは、その解読と編さんに全精力を傾け、ついて刊行を実現した。その遺稿をめぐり、マルクスの娘たち、カウツキー、ベルンシュタインらをまきこんで展開された、友情と恋と猜疑の交錯をするドラマ。

目次

序章―「資本論」の草稿を求めて
死・遺産―マルクスの最後の指示
蔵書・資本論―エンゲルスの見通しは甘かったが
英語版・相談役―第3巻はなぜ遅れたか
サロン・離婚―深夜まで、飲んで歌って
象形文字・誕生日―筋書きさえもなくて
ラブレター・ルイーゼ―エンゲルスの「変わらぬ愛」
遺言書・タッシー―遺稿は誰の手に?
クリスマス・死―錯綜する不信と猜疑
終章―「物語」その後(伊東光晴)