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すぐそこの遠い場所 The dictionary of Azoth

出版社名 晶文社
出版年月 1998年12月
ISBNコード 978-4-7949-6381-9
4-7949-6381-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 124P 20cm

商品内容

要旨

「この事典はね。見るたびに中身が変わってゆくのだよ」クラフト・エヴィング商会の先代、吉田伝次郎がそう言い残した一冊の書物「アゾット事典」。伝次郎の孫であり、現在のクラフト・エヴィング商会の主人が、書棚の隅から、この不思議な書物を見つけてきた。遊星オペラ劇場、星屑膏薬、夕方だけに走る小さな列車、エコー・ハンティング、ガルガンチュワの涙という蒸留酒、雲母でできた本、忘却事象閲覧塔…。アゾットには、謂れも始まりもわからないたくさんの事や物がつまっている。茫洋とした霧のなかにあるかのような、なつかしい場所アゾットの、永遠に未完の事典。

目次

読むことのできなかった事典のこと
アゾット事典(AZOTHという名前について
アゾットの「21のエリア」について
世界の回転について
アゾットの言語
過客 ほか)
それでも、読むことのできなかった事典のこと