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フィンバーズ・ホテル

海外文学セレクション

出版社名 東京創元社
出版年月 2000年8月
ISBNコード 978-4-488-01630-2
4-488-01630-8
税込価格 2,090円
頁数・縦 331P 19cm

商品内容

要旨

ダブリンのはずれに位置する、1920年代に建てられた古いホテル。閉鎖を間近にひかえたある一夜、そこではいったいどんなことが起こりうるだろう?―編者ダーモット・ボルジャーの誘いに、ロディ・ドイルをはじめとする今を時めくアイルランド作家たちが、101号室から107号室の物語を、それぞれ短編に仕立てあげた(各編の著者名は伏せられています)。作家、詩人、そして出版人であるボルジャーがさらなる磨きをかけ、各宿泊客とホテル従業員らの生きざまを絶妙なアングルで交錯させてゆく!7つの部屋のドラマチックな夜を、ちょっとのぞいてみませんか。

著者紹介

エンライト,アン Enright,Anne
1962年ダブリン生まれ。RTEの斬新なテレビ・シリーズ“ナイト・ホークス Night Hawks”のプロデューサーを務めたのち、短編集「ポータブル・ヴァージン The Portable Virgin」、長編小説「父がつけていたカツラ The Wig My Father Wore」を発表。最新作は2000年の「What Are You Like?」
ジョンストン,ジェニファー Johnston,Jennifer
1930年にダブリンで生まれ、長年デリーで暮らす。小説作品の多くが映画化かれており、そのなかには「船長と王 The Captains and the Kings」「バビロンまで何マイル How Many Miles to Babylon」「鉄道駅の男 The Railway Station Man」「古臭い冗談 The Old Jest」「目に見えない寄生虫 The Invisible Worm」が含まれる。最新作は「手品師 The Illusionist」(近刊として「The Gingerbread Woman」がある
ハミルトン,ヒューゴー Hamilton,Hugo
1953年ダブリン生まれ。ドイツ人とアイルランド人の両親をもつ。最初の3冊の小説「代用都市 Surrogate City」「最後の一撃 The Last Shot」「ラヴ・テスト The Love Test」はドイツを舞台としているが、「ヘッドバンガー Headbanger」ではダブリンを描いている。短編小説集としては「椰子の木の育つダブリン Dublin Where The Palm Trees Grow」がある。最新作は1998年の「Sad Bastard」
ボルジャー,ダーモット Bolger,Dermot
1955年ダブリン生まれ。「家路 The Journey Home」「その女の娘 The Woman’s Daughter」「二度目の人生 A Second Life」「父の音楽 Father’s Music」など、6冊の長編小説を発表している。戯曲も「アーサー・クリアリーへの哀歌 The Lament for Arthur Cleary」「高地ドイツにて In High Germany」(自身の「ダブリン四部作」の1冊としてペンギンより出版された)「四月の輝き April Bright」など数多い。詩人として出版人でもあり、「ピカドール版・現代アイルランド小説集 The Picador Book of Contemporary Irish Fiction」の編集を担当している。最新作は2000年の「Temptation」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)