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「引きこもり」を考える 子育て論の視点から

NHKブックス 930

出版社名 NHK出版
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-14-001930-6
4-14-001930-1
税込価格 1,012円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

なぜ、若者たちは「引きこもり」をするのか。果たして「引きこもり」は悪いことなのか。自分のこころが傷つかないように引きこもる青年。他人のこころを傷つけたくないから引きこもる少女。その背景には、戦後日本の子育てや学校教育の問題が潜んでいる。長年「引きこもり」の子どもたちを見てきたベテラン精神科医が、さまざまな事例を通して、青少年の「引きこもり」に至るこころを解明し、どうしたら「引きこもり」から生還することができるのか、そのために親は何をしたらよいのかを、子育ての視点から考える。

目次

第1章 いま、なぜ、「引きこもり」なのか―「引きこもり」は「悪い」ことなのか(誰だって傷つきたくない、傷つけたくない
傷つけたくなければ引きこもる ほか)
第2章 人はなぜ引きこもるのか―「引きこもり」の心理学(「引きこもり」に共通点はあるのか
こころはどのような形をしているか、どう発達するか ほか)
第3章 「引きこもり」からの生還(人格の成熟とともに「引きこもり」は解消する
「引きこもり」の解消とピアカウンセリング ほか)
第4章 ストレスと「引きこもり」(問題の背景にあるもの
ストレスと身体 ほか)
第5章 子育てから見た「引きこもり」を防ぐ10のポイント(何でも話す子に育てない
子どもの話を聞き流せる親になろう ほか)

出版社
商品紹介

なぜ若者たちは引きこもりをするのか。引きこもりは悪いことなのか。心の育ちから引きこもりを考える。

著者紹介

吉川 武彦 (キッカワ タケヒコ)  
1935年、石川県生まれ。千葉大学医学部卒業。琉球大学教育学部教授、国立精神衛生研究所精神保健計画部長、国立精神・神経センター武蔵病院リハビリテーション部長、国立精神・神経センター精神保健研究所長を経て、現在、同名誉所長。2001年より、中部学院大学大学院人間福祉学研究科教授。専門は精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)