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非モテ! 男性受難の時代

文春新書 686

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-16-660686-3
4-16-660686-7
税込価格 847円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

若者への調査から男性の「非モテ」と経済階層の相関が明らかに。なぜモテが格差の原因になるのか?背景には、非正規雇用の増加やコミュニケーション力重視の社会、そして女性の“肉食化”などが―。

目次

第1章 「非モテ」男が絶望する社会
第2章 モテと容姿の格差社会
第3章 どんな男女がモテるのか?
第4章 モテない男は「正社員力」がないのか?
第5章 なぜモテと性格がこれほど重要になったのか?
第6章 女が男を選ぶ時代―雑誌「an・an」から見た変化
第7章 「男性保護法」のすすめ

おすすめコメント

「見た目」の重要性がさけばれる昨今ですが、秋葉原殺人事件の犯人はネットに、自分が「不細工」で「彼女がいない」ことの絶望感を執拗に書き込んでいました。これに注目したのが『下流社会』の三浦展さん。三浦さんは、容姿やモテへのこだわりは彼だけの問題ではないと指摘します。若者への意識調査から、男性の間で「容姿が悪いと人生に希望が持てない」ほどの容姿重視傾向があることがわかったのです。なぜ男が外見を気にするようになったのか。そこに問題はないのか。行き過ぎた「見た目」重視現象に警鐘を鳴らします。(SK)

著者紹介

三浦 展 (ミウラ アツシ)  
消費社会研究家、マーケティングアナリスト。1958年生まれ。82年、一橋大学社会学部卒業。マーケティング情報誌『アクロス』編集長、三菱総合研究所を経て、99年、「カルチャースタディーズ研究所」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)