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無差別殺人の精神分析

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-10-603637-8
4-10-603637-1
税込価格 1,210円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

彼らが殺戮者と化したのはなぜか?秋葉原、池袋、下関、大阪教育大附属池田小、コロンバイン高校、ヴァージニア工科大…犯人たちの生い立ちと肉声を克明に辿っていくと、六つの共通する要因が浮かび上がる。いったい何が無差別殺人という「最後の一線」を越えさせてしまうのか?凶行へと飛躍する“心のメカニズム”を、気鋭の精神科医が徹底分析。

目次

第1章 秋葉原無差別殺傷事件
第2章 社会全体に対する復讐(池袋通り魔殺人事件
下関通り魔殺人事件)
第3章 特定の集団に対する復讐(大阪教育大池田小事件
コロンバイン高校銃乱射事件
ヴァージニア工科大銃乱射事件)
第4章 無差別大量殺人は防げるか?
第5章 殺戮者を生み出さないために―何が抑止力になりうるのか?

おすすめコメント

なぜ彼らは殺戮者と化したのか?秋葉原事件など近年の無差別殺人を徹底分析。気鋭の精神科医が、凶行へ飛躍する「心のメカニズム」を考え抜く。

著者紹介

片田 珠美 (カタダ タマミ)  
1961年広島県生まれ。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。仏政府給費留学生としてパリ第八大学でラカン派の精神分析を学ぶ。現在、神戸親和女子大学教授。精神科医として臨床に携わりつつ、精神分析的視点から犯罪病理を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)