• 本

ありふれた魔法

出版社名 光文社
出版年月 2006年9月
ISBNコード 978-4-334-92517-8
4-334-92517-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 293P 20cm

商品内容

要旨

秋野智之は、部下の森村茜が担当する顧客に謝罪するために彼女とともに先方を訪ねた。その帰りみち、智之は彼女に、頑張ったねと声をかけるだけでなく、そっと抱きしめてあげたくなった。自分がもっと若くて、きらきらと輝いていたあのころの自分だったら…。人生の予定が狂うほどの恋などするつもりはなかった。秋野智之44歳、城南銀行五反田支店次長、妻と3人の子あり。リアリズムの名手が、理性では抗えない人間・人生の不可思議を描く。

著者紹介

盛田 隆二 (モリタ リュウジ)  
1954年、東京都生まれ。情報誌「ぴあ」編集者の傍ら小説を執筆し、85年、早稲田文学新人賞入選。90年『ストリート・チルドレン』が野間文芸新人賞候補作に、92年『サウダージ』は三島由紀夫賞候補作となった。現代人の「居場所探しの旅」を描く、リアリズムの名手として評価が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)