• 本

絶望の国の幸福な若者たち

出版社名 講談社
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-06-217065-9
4-06-217065-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 301P 20cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

世代間格差、ワーキングプアやニート、非正規雇用の問題、そして年金問題と、現代の「若者」を取り巻く環境は決して明るくはない。社会全体に閉塞感が漂い、若者が希望を持てなくなっている。しかし、さまざまな調査によれば、現代日本の若者の生活満足度、幸福度は高い数値を示している。自らも「若者」に属する26歳の社会学者による本書は、その「希望が持てない状況だが幸せ」という若者たちの感覚を分析、「内向き」と評されることも多い「今の若者」の本質に迫っている。明治以降の「若者論」の歴史を紐解くことにより「若者」の変遷を追うとともに、なぜ現代の若者が身近な「小さな世界」を大事にするようになったのか、どうして東日本大震災をきっかけに募金やボランティアに若者たちが立ち上がったのか等を明らかにする。著者は、東京大学大学院総合文化研究科博士課程に在籍中であり、慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員、有限会社ゼント執行役も務める。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2012年3月2日])

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商品内容

要旨

格差社会のもと、その「不幸」が報じられる若者たち。だが、二〇一〇年の時点で二〇代男子の六五・九%、二〇代女子の七五・二%が現在の生活に「満足」している!これまでの若者論を覆す、「幸せ」を感じている若者の正体を徹底的に取材した最注目の若き社会学者が満を持して立ち上げる、まったく新しい「若者論」。佐藤健(俳優)との特別対談も収録。

目次

第1章 「若者」の誕生と終焉
第2章 ムラムラする若者たち
第3章 崩壊する「日本」?
第4章 「日本」のために立ち上がる若者たち
第5章 東日本大震災と「想定内」の若者たち
第6章 絶望の国の幸福な若者たち
補章 佐藤健(二二歳、埼玉県)との対話

出版社
商品紹介

『希望難民ご一行様』で彗星のように現れた26歳の社会学者が、徹底したフィールドワークで既存の若者論を丸ごと覆す大型論考。俳優・佐藤健との対話も収録。

著者紹介

古市 憲寿 (フルイチ ノリトシ)  
1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。有限会社ゼント執行役。専攻は社会学。大学院で若者とコミュニティについての研究を進めるかたわら、有限会社ゼントでマーケティング、IT戦略立案等に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)