親鸞と日本主義
新潮選書
出版社名 | 新潮社 |
---|---|
出版年月 | 2017年8月 |
ISBNコード |
978-4-10-603814-3
(4-10-603814-5) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 297P 20cm |
商品内容
要旨 |
なぜ“南無阿弥陀仏”は、ファシズムと接続したのか―。大正から昭和初期にかけて起きた親鸞ブーム。その「絶対他力」や「自然法爾」の思想は、やがて“国体”を正当化する論理として、右翼や国粋主義者の拠り所となる。ある者は煩悶の末に、ある者は戦争の大義を説くために「南無阿弥陀仏」と唱え、「弥陀の本願=天皇の大御心」と主張した。「親鸞思想と国体」という近代日本の盲点を衝き、信仰と愛国の危険な関係に迫る。 |
---|---|
目次 |
序章 信仰と愛国の狭間で |
おすすめコメント
“信仰”は、いかに“愛国”へと変化したのか――近代日本思想の“盲点”である「親鸞思想と国粋主義」の危険な関係に迫る力作評論。