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笑う科学イグ・ノーベル賞

PHPサイエンス・ワールド新書 008

出版社名 PHP研究所
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-569-77440-4
4-569-77440-7
税込価格 880円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

「裏ノーベル賞」の異名を持つ「イグ・ノーベル賞」が隠れたブームとなっている。その人気を語る上で欠かせないのが「パロディ性」。「カラオケの発明」がなぜ“平和賞”なのかといえば、「人々が互いに寛容になることを教えた」から。さらに、芳香成分のバニラが牛糞由来と聞けば誰しも目を丸くするだろう。本書はイグ・ノーベル賞で世界をリードする日本人受賞者の取材をもとに、「まず人を笑わせ、そして考えさせる」研究を徹底分析。

目次

第1部 「笑う科学」の奇抜な司祭者(この特異なるイグ・ノーベル賞 ノーベル賞と比較して
イグ・ノーベル賞に見る「パロディ性」と「科学性」)
第2部 イグ・ノーベル賞大国を築いた日本人受賞者(ピカソとモネの作品を識別するハト
イヌとの対話を実現した犬語翻訳機「バウリンガル」
兼六園の銅像がハトに嫌われる理由の化学的考察
人々が互いに寛容になることを教えたカラオケ発明
バニラの芳香成分「バニリン」を牛糞から抽出
粘菌による迷路の最短経路の解法)
第3部 「笑う科学」に未来あれ(イグ・ノーベル賞獲得のための実践的方法論
これだけある「日本発」イグ・ノーベル賞候補)

著者紹介

志村 幸雄 (シムラ ユキオ)  
1935年北海道生まれ。技術ジャーナリスト。工業調査会相談役。早稲田大学教育学部卒業。工業調査会で半導体技術専門誌の編集に携わったのち、同社取締役編集部長、専務、社長、会長を経て2008年より現職。この間、産業技術審議会専門委員など政府委員、学協会役員を歴任。また早稲田大学理工学部、麗澤大学国際経済学部、名古屋大学経済学部の非常勤講師を歴任、現在は金沢大学共通教育機構で「ベンチャービジネス論」を講じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)