• 本

フジ子・ヘミングの「魂のことば」

出版社名 清流出版
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-86029-006-1
4-86029-006-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 169P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ピアニストのフジ子・ヘミングの自伝とも言える本ですが、各ページに数行づつ彼女の言葉が載っており、日めくりカレンダーのように、どこから読んでも楽しめる構成になっているのがユニークです。長い不遇の時代をおくってきた彼女だけに、その言葉には体験からでる深い味わいが感じられます。

    (2014年3月31日)

商品内容

目次

明日を信じ、人を愛する
苦しみ、悲しみに耐えてきた
音楽こそがわが命
私が生きるうえで大切にしているもの
私はいつも神とともにある

出版社
商品紹介

勇気を与えてくれる言葉、「どんなに辛く貧しくても人生は生きるに値する」などイラストも多数。

おすすめコメント

世界的天才ピアニスト、フジ子・ヘミングさんの綴る人生論。愛する人も、温かい家庭も望まず、音楽と見捨てられた動物たちだけを望んだ彼女が考える、人生において大事なことがら。

著者紹介

ヘミング フジ子 (ヘミング フジコ)  
ピアニスト大月投網子と、ロシア系スウェーデン人デザイナーフリッツ・ジョスタ・ゲオルギー・ヘミングを両親としてベルリンに生まれる。5歳の時に、一家で日本に帰国。母の手ほどきでピアノを習い始め、10歳でレオニード・クロイツァーに師事。青山学院から東京芸術大学に進み、卒業後ヨーロッパ留学を夢みるが、18歳で国籍を失っていたためすぐには叶わず、29歳で避難民としてドイツ留学。ベルリン国立音楽大学卒業後、ウィーンでパウル・バトゥーラ・スコダ氏に師事し、ブルーノ・マデルナのソリストとして契約。1969年、リサイタル直前に風邪で聴力を失い、やむなくすべてのコンサートをキャンセル。その後、ストックホルムで耳の治療に専念する傍ら、音楽学校の教師の資格を得、ピアノ教師をしながら演奏活動を行う。現在も右耳の聴力は完全に失ったまま、左耳の聴力のみ40%までに回復した。母の死後、95年に帰国。デビューCD「奇蹟のカンパネラ」は、クラシック界では異例の54万枚以上という売り上げを記録。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)