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リベラリズムとコミュニタリアニズムを超えて ヘーゲル法哲学の研究

出版社名 文理閣
出版年月 2006年12月
ISBNコード 978-4-89259-529-5
4-89259-529-2
税込価格 4,950円
頁数・縦 369P 22cm

商品内容

要旨

本書における諸研究は、英語圏の学問においてはJ・N・フィンドレーの『ヘーゲル再検討』によって開始され、アヴィネリの『ヘーゲルの近代国家論』によって継続されてきた、ヘーゲル思想の再評価をさらに継続するものである。

目次

ヘーゲルによるカント道徳性の批判的獲得
制度的規範性―権利・法の実定性
政治的アイデンティティとそれをもたらす絆についてのヘーゲルの思想
ポストコロニアリズムと権利
身体における自由―ヘーゲルの「抽象法」における権利の主体および所有の客体としての身体
ヘーゲルの刑罰正当化論
戦争、奴隷制、そしてアメリカ南北戦争のアイロニー―哲学的一分析
ヘーゲル政治哲学における社会契約論と承認の政治
貧困問題の解決策を示唆するヘーゲルの見解―責任ある消費者と市民社会における人倫的なものの回復
法、文化および立憲主義―ヘーゲルとハーバーマスへの評言
ヘーゲル法哲学における国家の(諸)目的
ヘーゲル、ロールズ、そして理性的国家

著者紹介

中村 浩爾 (ナカムラ コウジ)  
元大阪経済法科大学法学部教授、京都大学博士(法学)
牧野 広義 (マキノ ヒロヨシ)  
阪南大学経営情報学部教授(哲学・倫理学)
形野 清貴 (カタノ キヨタカ)  
大阪経済法科大学法学部教授(政治学)
田中 幸世 (タナカ サチヨ)  
大阪経済法科大学アジア研究所客員研究員、基礎経済科学研究所員/劇作・演出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)