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尊徳を発掘する 埋められたゼロからの社会構築論

出版社名 夢工房
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-86158-065-9
4-86158-065-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 170P 19cm

商品内容

要旨

二宮尊徳を一途に追ってきた著者が、天保期・弘化期を境に、さらにその限界と可能性を掘り下げたのが本書である。聖人荻生徂徠と比べ、地域指導者としての尊徳は、窮民を救済し、村を建て直し、実践の面から報徳仕法の設計図を描いていった。尊徳の思想のずれを指摘しながら、その全体像について、富田高慶、斎藤高行、福住正兄、並み居る門人たちの証言を再構成し、浮き彫りにした。

目次

第1章 天保期までの報徳仕法と尊徳の社会構想(報徳仕法とは何か
天保期の社会構想 ほか)
第2章 苦境期における社会構想の大変革(弘化期以降の報徳仕法をめぐる状況
聖人作為人道論 ほか)
第3章 『二宮翁夜話』の企みと功績(改作の経緯
福住正兄の課題―自立と社会貢献 ほか)
第4章 尊徳の構想する人と社会(構想の起点となる人間観
徂徠と尊徳―聖人作為論の継承と読み替え ほか)

著者紹介

宇津木 三郎 (ウツギ サブロウ)  
1946年東京に生まれる。1969年横浜市立大学文理学部卒業。現在、国際二宮尊徳思想学会常務理事、報徳博物館非常勤研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)