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近世宿駅の歴史地理学的研究

出版社名 吉川弘文館
出版年月 1994年5月
ISBNコード 978-4-642-03315-2
4-642-03315-7
税込価格 8,250円
頁数・縦 487,9P 22cm

商品内容

要旨

近世交通史研究では、制度史・個別宿駅研究段階から、広域的な視野が必要とされる。本書は、歴史地理学の立場から、交通夫役を支える宿駅の存在形態と、伝馬役の編成過程を城下町を含めて明らかにし、併せて東海道・中山道・甲州道中の助郷編成を横断的に取り上げ、宿・助郷体制の統一的把握を試みる。著者の新たな見解と視点を提示する意欲作。

目次

第1部 宿駅の成立基盤(宿駅の成立と地子免除
御定人馬と囲人馬―中山道の場合
宿駅の呼称と宿高)
第2部 宿駅の存在形態と伝馬役(宿駅在町の伝馬役
甲州道中金沢・蔦木・台ケ原宿の伝馬役
城下町の伝馬役
上諏訪宿の宿財政と伝馬役助成
甲府城下町の伝馬役)
第3部 助郷の編成過程と地域的展開(街道別人馬継立数の変遷
東海道の助郷―寛永〜享保期
街道掃除と助郷助成―伊勢亀山藩の場合
中山道の助郷―寛永〜享保期
甲州道中の助郷)