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梅蘭芳 世界を虜にした男

出版社名 ビジネス社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-8284-1486-7
4-8284-1486-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 250P 20cm

商品内容

要旨

『京劇』(中公叢書)で、サントリー学芸賞を受賞。NHKテレビ「世直しバラエティカンゴロンゴ」等でも大人気加藤徹教授が、満を持して書き下ろす快作!日本軍の「支那通」が、どうしても宣伝活動に利用したかった、京劇の女形の波瀾の生涯。

目次

第1章 苦悩の修行時代(清朝末期)(梅蘭芳の祖父から始まった梅家の歴史
京劇と昆劇 ほか)
第2章 スターへの道(中華民国(前半))(民国元年の出来事
斉如山の講演 ほか)
第3章 世界への飛躍(中華民国(後半))(京劇海外公演の夢
いざ日本へ ほか)
第4章 激動を生き抜く(戦争中〜中華人民共和国)(四大名旦の筆頭
戦争の足音 ほか)

おすすめコメント

梅蘭芳は京劇の女形だった。いやしい職業とされた役者のなかでも、女形は更に一段低く見られた。だが18歳の時に観衆を魅了し、中華人民共和国建国後は毛沢東から「あなたは私よりも有名だ」と言われ、世界的名声を博した。亡くなるまで美女を演じ続けたが、老いでさえも彼の輝きを奪えなかった。今日、梅蘭芳の人気と評価は益々高まっている。本書は梅蘭芳の評伝であり、彼を通じて中国人を理解してほしい。

著者紹介

加藤 徹 (カトウ トオル)  
1963年、東京都生まれ。東京大学文学部中国語中国文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。大学での専攻は「京劇」。1990〜91年、北京大学中文系に留学。広島大学総合科学部専任講師、助教授、明治大学法学部助教授を経て、明治大学法学部教授。2002年、『京劇』(中公叢書)で、サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)