• 本

文豪たちの釣旅

フライの雑誌社新書

出版社名 フライの雑誌社
出版年月 2012年6月
ISBNコード 978-4-939003-50-9
4-939003-50-7
税込価格 1,257円
頁数・縦 287P 18cm

おすすめコメント

こんな時代にゃ、釣りが必要だ。 芥川賞作家 大岡玲が案内する 日本の文豪14人が描いた釣りと旅とその作品世界 大岡玲さんは多くの作品のなかで釣りへのふかい愛情を語っています。『文豪たちの釣旅』では日本の文豪14人が描いた釣りと旅とへ着目。釣竿を手に作品の舞台を巡りますが、それはそのまま文豪たちの人生をたどる旅路ともなりました。 大岡さん独自の文学案内には定評のあるところです。本書でも文豪たちの作品世界へ読者を楽しくご案内しながら、ふと一抹の切なさが行間へ顔をのぞかせます。そんなとき釣りに心ひかれた文豪たちの後ろ姿が見えてきます。 芥川賞作家 大岡玲が現代社会へ満腔の思いを込めてお届けする、釣りと旅と人生の味わいがつまった一冊です。どうぞ存分にお楽しみください! この本に登場する文豪たち 開高健   幸田露伴   井伏鱒二   坂口安吾   戸川幸夫 岡倉天心  福田蘭童   山本周五郎  佐々木栄松  中村星湖 立原正秋  尾崎一雄   森下雨村   池波正太郎 目次:(仮題) 開高健    六十四センチの幻 幸田露伴   なんちゃって文豪、鱸釣りに行くの記 井伏鱒二   山椒魚の憂鬱 坂口安吾   釣り師という人種 戸川幸夫   自然は平等である 岡倉天心   夢を釣る詩魂─ 福田蘭童   乾いた不思議な笛の音が… 山本周五郎 「ぶっくれ」で「ごったく」で、でも、いとおしいこの世界 ─ 佐々木栄松  カムイの輝く光を浴びて ─ 中村星湖   釣りは性欲の変形? 立原正秋   釣りで人は救われるか?─ 尾崎一雄   大きいことはいいことだ? 森下雨村   ありがタイのかフクの神 池波正太郎  水郷・江戸の面影はいずこに