• 本

恋文の技術

出版社名 ポプラ社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-591-10875-8
4-591-10875-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 332P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 恋文の技術

    ニュータイプの書簡体小説が登場した。つまりは手紙が本になったというものだ。日記や手紙を覗き込むような、そこはかとないイタズラな気分にもさせてくれる。文学史上でも、時々忘れた頃に出てくるのがこの書簡小説だが、この森見の作品は読んでいて、まずおもしろい。どこか悲壮感を漂わせながらも、笑いの種がそこここに巻き散らかしているのが愉快である。こんな小説を読んでいると、ちょっと便箋にペンを走らせてみたくなるかもしれない。それも気楽に。

    (2009年3月17日)

商品内容

要旨

京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ―。

出版社
商品紹介

遠方の実験所に送られた男子大学院生が、友人知人に手紙を書きまくる。森見節満載の、ヘタレでキュートな恋の書簡体小説。

おすすめコメント

京都の大学から、遠方の実験所に送られた男子大学院生が、友人知人に手紙を書きまくる。でも本当に気持ちを伝えたい人には、思うような手紙が書けなくて――。

著者紹介

森見 登美彦 (モリミ トミヒコ)  
1979年、奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2007年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)