• 本

天平のペルシア人

出版社名 青土社
出版年月 1994年11月
ISBNコード 978-4-7917-5341-3
4-7917-5341-0
税込価格 2,563円
頁数・縦 294P 20cm

商品内容

要旨

あるときは亡命王族、あるときは外科医、あるときは魔術師、あるときは音楽家、あるときは美貌の僧侶、あるときは一攫千金を夢見る企業家…。蘇我馬子や空海や鑑真、法隆寺や薬師寺や大仏の影にうごめくペルシア人たち。シルクロードから中国・朝鮮を越えて古代日本にやってきたかれらの姿を、さまざまな文献を駆使して浮かびあがらせ、開かれたユーラシア世界と「国際国家日本」の原像を復元。

目次

序章 わが国の渡来人の系譜を探る
第1章 東アジア圏の開かれた世界
第2章 飛鳥石造遺物とペルシア人
第3章 鞍作鳥とペルシア文化
第4章 壬申の乱始末と薬師寺金堂本尊ならびに法隆寺壁画
第5章 長安を模倣した藤原京と岡寺義淵
第6章 玄兩と「幻人」李密翳の登場
第7章 奈良大安寺のもつ国際性
第8章 西域風音楽の流入
第9章 伎楽の起源とその内容
第10章 遥けき大巨像の道をたどる
第11章 ペルシア人実忠の登場
第12章 鑑真と随伴してきたペルシア人
第13章 ペルシア系パルティア人安姓を名のる人たち
第14章 胡人安如宝の正体
第15章 唐招提寺のひめる謎