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脆弱なる絶対 キリスト教の遺産と資本主義の超克

出版社名 青土社
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-7917-5876-0
4-7917-5876-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 251,7P 20cm

商品内容

要旨

如何にして新精神主義を粉砕するか。原理主義はもとより、様々な意匠の下に「宗教的なるもの」が旺盛に回帰する惨澹たる状況を、マルクス主義はどう迎え撃つべきか―。高度資本主義・グローバル化社会の思想的課題の根底からの検証を目指し、ヘーゲル、ラカンを参照しつつキリスト教の遺産をも継承する、ジジェク的戦略の新しい展開。

目次

バルカンの亡霊を放棄する
資本の幽霊
“対象a”としてのコーク
悲劇から嘲笑喜劇へ
犠牲者たち、どこもかしこも
空想的“現実界”
なぜ真理は怪物的なのか
石とトカゲと人間について
構造とその出来事
十戒から人権へ
寛容の原理
キリストによる束縛の解除
「おまえはやらねばならない、できるのだから」
知識から真理へ…そして再び知識へ
脱出