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ソドムの百二十日

新版

出版社名 青土社
出版年月 2002年8月
ISBNコード 978-4-7917-5974-3
4-7917-5974-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 452P 22cm
シリーズ名 ソドムの百二十日

商品内容

要旨

男色、小児愛、老人愛、近親相姦、獣姦、屍体愛、スカトロジー、嗜虐、フェティシスムと、強靭な構想力によって、人間の深層にひそむ性の異常を描きつくしたサド文学の代表作。ロマン主義の先駆、フロイト及びシュルレアリスムの祖として位置づけられるサドの形而上学の原点となった大作の完全翻訳。

著者紹介

マルキ・ド・サド (マルキドサド)   Donatien‐Alphonse‐Francois de Sade
1740‐1814、通称マルキ・ド・サド(サド候爵)。放蕩と筆禍のため74年の生涯の内27年の幽囚生活を送り、処女作『ソドムの百二十日』を初め『美徳の不幸』『悪徳の栄え』『閨房の哲学』などの著作ほとんどを獄中にて完成させる。サディズムの由来とされるなど、長く不当に誤解されてきたが、性本能に対する鋭い考察を通じて人間の自由の問題を徹底的に追求した思索と作品は、今世紀に入りアポリネールによって名誉を回復、シュルレアリスト達、実存主義者達の、人間の失われた全体性を追求する文学的思想的営為と共振し、甦った
佐藤 晴夫 (サトウ ハルオ)  
1921年北海道生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。法務省矯正研修所長、東洋大学教授を経て、現在常盤大学兼任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)